セミナーの内容

本セミナーは、「Vineland-Ⅱ適応行動尺度」の実施方法と解釈について理解し、対象者への指導や支援の手掛かりにしていく方法、実践で活用できる知識・ノウハウをお伝えします。

知的障害、発達障害の人たちの支援を行うためには、IQによる診断(ウェクスラー知能検査等)だけでなく、「適応行動を把握する」ことが重要になります。適応行動の水準を客観的に数値化する心理検査「Vineland-Ⅱ適応行動尺度」の実施方法と解釈について理解し、対象者への指導や支援の手掛かりにしていく方法について学ぶ内容になります。

放課後等デイサービスの支援要綱の中で、「Vineland-Ⅱ」を利用していくことが推奨されています。

Vineland-Ⅱとは

Vineland-Ⅱ適応行動尺度(Vineland Adaptive Behavior Scales, Second Edition;以下Vineland-Ⅱ)は、0歳0カ月〜92歳11カ月の個々の日常生活スキルや適応能力を評価するために使用される尺度です。

Vineland-Ⅱは、知的障害や発達障害など、さまざまな発達上の障害を持つ個人の適応能力を評価するために使用されます。幅広い領域での課題への対処能力や自立性を測定し、障害を「適応行動」という視点で捉え直し、支援ニーズを誰にでもわかるようにすることを目的としています。

Vineland-Ⅱは、コミュニケーション領域、日常生活スキル領域、社会性領域等、さまざまな機能領域を評価する質問項目から構成されており、適応行動の評価対象者の参加を必要とせず、対象者の行動を熟知する回答者のみで行われます。その結果は、個人の適応能力の年齢相当スコアとパーセンタイルランクとして報告され、個人の発達レベルを他の同年齢の個人と比較することができます。

Vineland-Ⅱ適応行動尺度は、臨床的評価、研究、および教育の場で広く使用されています。特に、発達障害や知的障害を持つ個人の評価や、個々の介入計画の検討と立案に役立ちます。

主な内容

第1部
1.Vineland-Ⅱ適応行動尺度とは
2.Vineland-Ⅱの実施方法
第2部
1. Vineland-Ⅱの結果と解釈
2.臨床群に基づくエビデンス(事例検討)

対象者

  • 公認心理師、臨床心理士、精神保健福祉士、放課後等デイサービス等、知的障害/発達障害/精神障害児童生徒の支援に携わっている方
 【ご注意ください】
    • 上記に該当しない方のご受講はご遠慮ください。

時間

  • 2時間

講師

中里 文子

  • AGヒューマンサービス(株)代表取締役
  • 筑波大学大学院 総合人間科学 ヒューマン・ケア科学研究科 研究員
  • 公認心理師
  • 臨床心理士

開催方法

  • オンライン(Zoom)
オンライン開催の場合の注意事項
  • Zoomの詳細については、Zoomオフィシャルサイト<https://zoom.us/jp-jp/meetings.html>を参照してください。
  • Zoomがスムーズに使用できるインターネット接続回線、及び接続端末(パソコン、スマホ、タブレット等)をご自身でご準備ください。
  • 接続端末に、ご自身でZoomアプリをインストールしてください。
  • 弊社から、受講者にたいして、Zoomのインストール及び操作方法についてのガイダンス並びにサポートはありません。
  • 受講者が利用するインターネット接続回線、接続端末の不備については、弊社は責任を負いません。
  • 弊社のセミナーは、講師と受講者の対話・コミュニケーションを大切にしております。受講中は、ご自身の接続端末のビデオカメラをONにして頂けますようご協力をお願いいたします。

受講料

  • 11,500円(税込)
  • お支払い方法については、各日程の募集詳細をご確認ください。

キャンセル・当日欠席について

  • 各日程の募集詳細をご確認ください。

開催日程・募集

2024年3月9日(土) 13:00〜15:00 @オンライン(Zoom)

➡ 終了しました

2024年4月20日(土) 13:00〜15:00 @オンライン(Zoom)

➡ 終了しました

2024年7月7日(日) 13:00〜15:00 @オンライン(Zoom)

  • 募集期間:2024年5月27日(月)11:00~2024年6月22日(土) 23:59
    募集定員(24名)に達した場合は、募集期間内であっても募集を終了いたします。

➡ 詳細・お申込みはこちらから


戻る