(代表中里文子のコラム/2017.8.20)

マイケル・A・オズボーン(英オックスフォード大学でAI(人工知能)などの研究を行う)准教授は、自らの研究論文『雇用の未来—コンピューター化によって仕事は失われるのか』の中で、702の職種すべてについて、コンピューターに取って代わられる確率を仔細に試算した結果、人間が行う仕事の約半分が機械に奪われると予測したと述べています。

これから「消える、なくなる」可能性の高い(90%以上の)仕事として挙げられているものの中で、コンピューターがビッグデータを処理できるようになった結果、今まで考えもしなかった「医療診断」の領域で、IBMの人工知能型コンピューターを活用した患者データ分析により医療計画を作成した例や、法律分野での弁護士の仕事の一部などは、すでに実用化されていることを述べています。

また、センサー技術の進化により、警備や警察の仕事の一部や、また、教育分野でのオンライン講義、金融領域では、コンピューターがプレスリリースや決算資料を分析し、投資判断を下したり、コンピューターのファイナンシャルアドバイザーが顧客へ資産運用アドバイスを行うなど実用化されているもの多く、今後はこういった「知識労働者」が失業する可能性についても予測されています。

オズボーン氏は、「経済の歴史を見ると、技術的進歩といえばたいていは身体を使う手作業を機械化することを表していましたが、21世紀の技術的進歩は、これまで人間の領域とされてきた認知能力を必要とする幅広い仕事を機械化することを意味するのです」と述べています。

主な「消える職業」「なくなる仕事」と予測される仕事は、

銀行の融資担当者、スポーツの審判、不動産ブローカー、レストランの案内係、保険の審査担当者、動物のブリーダー、電話オペレーター、給与・福利厚生担当者、レジ係、娯楽施設の案内係、チケットもぎり係、カジノのディーラー、ネイリスト、クレジットカード申込者の承認・調査を行う作業員、集金人、パラリーガル・弁護士助手などです。

一方、コンピューターに交替されにくい仕事、つまり、なくならない仕事として、

レクリエーションセラピスト、最前線のメカニック、修理工、緊急事態の管理監督者、メンタルヘルスと薬物利用者サポート、聴覚医療従事者、作業療法士、義肢装具士、ヘルスケアソーシャルワーカー、口腔外科、消防監督者、栄養士、施設管理者、振り付け師、セールスエンジニア(技術営業)、内科医と外科医、指導(教育)コーディネーター、心理学者、警察と探偵などが挙げられています。

我が仕事である心理学研究や心理(メンタル)支援職などは、どうやらなくならない仕事として挙げられているのはよかったものの、その中でも自らスキルアップのために研鑽を積んでいかないと、どんどん淘汰されていくのだろうな、と感じました。

さて、皆さんも将来に向けての自らのライフキャリアプラン(人生仕事計画)を、この機会に一度作成してみるのもいいのかもしれませんね。作成方法はいつでもお尋ねください。

それではまた。

中里文子


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